歩くための靴、足を守るための靴、そして元気になる靴。
加齢とともに足の筋力は減少し、歩行速度も歩幅も減少しゆっくりとした歩行パターンになります。さらに高齢になると外反母趾・変形性膝関節症・リウマチ・糖尿病など足には様々な症状が表れます。
靴を履く方、介助者、医師や専門家の介護靴に対する思いは様々です。
しかし共通しているのは、単に「歩くための靴」「足を守るための靴」というだけではなく、「その靴を履いてもっと元気になってほしい」という思いです。
ラッキーベルは、歩きやすい靴、足を保護する靴はもちろんのこと、さまざまな悩みを解決でき、心も体も元気に過ごせる靴を追求しています。
株式会社PLAST
代表取締役 廣田恭佑
「想いを叶えるカラダをつくる」を理念に掲げ、利用者1人1人の、①思い通りの体型、②思い通りの運動、③思い通りの生活の獲得を目指して、主にデイサービス、訪問看護、ほねつぎなどの事業を行っている。
http://plast-project.jp/
理学療法の直接的な目的は、様々な症状を抱える方の運動機能の回復にあり、日常生活活動(ADL)の改善から、最終的にはQOL(生活の質)の向上を目指すところにあります。ただ、デイサービスに来ている利用者様の靴を見ていると、靴の踵を踏みつけてしまい、足全体をしっかり固定出来ない、いわゆるスリッパ状態で履いて歩いている人や、歩行に適さない履物で来られる方が多くいらっしゃいます。そのような靴で、リハビリ目的のデイサービス、施設に来られても、運動時にうまく体の重心移動が出来ないことはもちろんのこと、そのまま履いていると、転倒、怪我のリスクがとても増えてしまいます。「安心」「安全」であることが、利用者様にとっても、ご家族、介助者にとっても一番重要なことなので、用途に合った靴をオススメすることを心掛けています。
そのような利用者様に靴を提案する際、ラッキーベルのラポーター、ユニトーンシリーズは、型番によって木型(靴の形)も特徴的で、どういった方にご提案すればいいのかがはっきりしています。さらにつま先から踵までしっかりしており、安心して利用者様におすすめすることができます。
つま先の芯がしっかりしているので歩行時や車いすに乗っているときに何かにぶつかっても足を痛めることがありませんね。また巻爪、浮腫み、水虫等でつま先周りに問題がある方は本当に多いですが、この靴ぐらいつま先に余裕がある靴は他にないので、そういった方にオススメですね。
横幅がゆったりしていますし、メッシュ素材で伸縮性もあるので、外反母趾、内反小趾などで靴を履いた時に痛みを感じる方に良いですね。踵を踏んでも元に戻るといった構造も、素材の特性をうまく活かせていると思います。
「いかにも介護靴」というのを履きたくないという方は増えています。 理学療法士やケアマネなどの我々介助者側の立場で見ると、履きやすさ、歩きやすさをまず先に考えてしまいますが、実際履く利用者の立場になってみると、履きやすさ、歩きやすさと同じくらい、見た目、デザインなどを考慮してご提案することが大切です。 ユニトーン01は、面ファスナーを使うことで靴ひもを結ぶのが難しくなった方でも普通の紐靴のようなスニーカーを履くことができるというデザイン面の工夫と同時に、自分の足に合わせて紐で調整することもできるという優れた機能性も両立した、利用者様の立場に立って作られた靴だと思います。
ファスナー部分が長いので、大きく開くし、しっかり閉めることが出来ますね。 個々の足の浮腫み、痛みを感じる箇所というのは、視覚化出来にくい部分でもあります。最初は痛くてファスナーが上げられなくても、リハビリ、治療をしていくうちにファスナーが上がるようになり、最終的には完全に閉めることができ、安心して外出できるようになる・・・。日常生活の中でも安心して履いていただける靴だと思います。
またユニトーン01、02共にインソールにもこだわっておられますね。理学療法士の立場からすると、「いわゆる介護靴」の大半はインソールを積極的にオススメ出来るものが少ないように思いますが、ユニトーンシリーズはへたりにくい高反発ウレタンインソールを使用しており、「しっかり歩く」ことに適していると思います。
足に合わない靴を履く事は痛みや疲れの原因となり得ます。
そこで適切な靴選びを行うために、ご自身の足のサイズを知っていただく事が非常に役立ちます。
下記を参考にしていただき、足のサイズを測定してみましょう!
・足の大きさは一日の中でも変化すると言われています。足がむくんでくる事でサイズは大きくなります。
靴を主にご利用になる時間帯での足の状態を考え、使用状況に合わせて足の測定をしましょう。
・測定する時は立った状態で肩幅程度に足を開き、自然に両足に体重がかかるような平らな場所で測定しましょう。
体重がかかっている状態とかかっていない状態では、足のサイズが異なってきます。
※測定値への影響はそれぞれ個人差があります。
・一人で測定する事は困難です。どなたかに手伝ってもらいながら測定しましょう。
踵の後方へ1番出ているところ(A点)と、1番長い指の先端(B点)を結んだ長さが「足長」です。
親指の付け根の骨が一番出ているところ(C点)と、小指の付け根の骨が一番出ているところ(D点)を直線で結んだ長さが「足幅」です。
足幅を測ったC点とD点で、一周ぐるりと測った長さが「足囲」です。